こんにちはメルです。
キャバクラではヘルプという大事な大事なお仕事があります。
キャバクラのヘルプとは、同伴出勤したキャストさんが着替えている間や、同時間にキャストさんの指名客が被っていて片方の席を離れている間のつなぎ役のことを言います。ヘルプについた際は、指名の女の子やお客さんに絶対に失礼のないような接客をしなければいけません。
そして、このヘルプにはいくつかのルールがあります。このルールをきちんと守ることができないと他の女の子やお客さん、お店からの信頼を無くすことになります。
ヘルプは、キャバクラの業務で一番大事で大変な任務といっても過言ではありません。
だけど、きちんとヘルプ業務をこなすことで多くのメリットも生まれてきます。
それではヘルプをするにあたっての「ルールとメリット」そして、どんな会話が得策かを順に説明していきます。
ヘルプ
まず、ヘルプに着く前にどのくらいヘルプをするのか、つけ回しのボーイさんに確認をしておきましょう。
何時何分にヘルプに入るのかを時計で確認しておく!女の子が何本かぶりか。(その時の指名の本数)
確認しておくことで、お客さんに指名の女の子がどのくらいで戻るかを聞かれた際にボーイさんをわざわざ呼んで聞くことなく、お客さんに「あと〇分くらいで戻ります」と答えられます。
※キャバクラ業務では、できるだけオーダー以外でボーイさんを呼ぶことがないように心がけましょう。お客さんを接客する時間は1分1秒無駄にしないことです。
ヘルプのルール①連絡先は絶対に交換してはいけない
ヘルプはあくまで”つなぎ役”です。フリーのお客さんとはバンバン連絡先の交換をしてもオッケーですが、ヘルプの時だけは絶対にダメです!なので、お客さんから聞かれたとしても必ず断りましょう。もちろん名刺交換もです。
連絡先を聞かれたときの断り方(パターン)
Q.お客さん「ね~連絡先おしえてよ~。」
- 「え~ダメですよ!○○さん(指名のキャスト)に言いつけちゃいますよ~(笑)」
- あまりにもしつこく聞いてきたら「お店クビになっちゃうから嫌ですよ~。生活できなくなっちゃう。」
など、断り文句を言って必ず回避しましょう。
ヘルプのルール②接近しすぎない・ベタベタしない
ヘルプではお客さんにベタベタすることは絶対にやってはいけない行為です!他のキャストさんのお客さんということを忘れずに。
ヘルプのルール③指名のキャストの話しはできるだけしない
キャバクラでは、彼氏がいたとしても「いない」となっています。また出身地や住んでいるところもうやむやにしている場合があります。あんおで、お客さんに嘘の情報を伝えているときがあります。ボロが出ないようにするためにも指名キャストの話しは避けましょう。
ヘルプのルール④ドリンクは自ら頼まない
ボーイさんや指名のキャストからドリンク交渉okの指示があれば別ですが、自らドリンク交渉をしないようにしましょう。(お店によってルールが違うので確認してください。オッケーなところもあります。)
お客さんから進められた時だけ頼むようにしましょう。
進められたときも、すんなり「ありがとうございます。じゃあ・・」と当たり前のようにそっけなくいただくのではなく「えっ?!いいんですか??」とちょっとテンション高めで喜びを表現しながらもう一度「ホントにいいんですか?」と聞き直し「いいよ」と言われてから頼むのがベストです。謙虚な姿勢はお客さんからの印象がぐっと良くなります。
こんな感じに↓
お客さん「なんか飲みなよ。」
あなた「いいんですか?」
お客さん「いいよ。」
あなた「ホントにいいんですか?」
お客さん「いいよ。」
あなた「・やったー!・うれしい!・ありがとうございますっ!(など)」
これだけで印象が全然よくなりますよ。フリーの場合でも一緒です。喜びは表現しましょう。
※キャバ嬢は少し大げさに表現することが大事です!演技もね☆
ヘルプのルール⑤テーブルはきれいに
キャバクラではテーブルをきれいにしておくことは基本中の基本です。
キャバクラでの接客中は常にテーブルをきれいにしておくことを心がけましょう。
ヘルプのルール⑥トイレはヘルプが終わってから
ヘルプ中にトイレに行くことは避けましょう。つなぎ役の意味がありません。
どうしても我慢できなかったり、気分が悪くなった場合は、お客さんにちょっとお腹痛いんでトイレ言っていいですか?と断りを入れ、席にボーイさんを呼んで「ちょっとお腹痛いんでトイレ行きたいんですけど」と正直に伝えましょう。そうすることで、ボーイさんが対処法を考えてくれます。または、すぐに指名キャストを呼び戻してくれる場合もあります。
ヘルプのメリット
キャバクラのヘルプはとっても大変で自分の成績にもならないため嫌がるキャストが多くいる業務ですが、実はメリットだってあるんです。ではどんなメリットがあるのでしょうか?
ヘルプのメリット
- きちんとヘルプをこなしておくことによって、キャストさんやボーイさんからの信頼が上がり、自分が逆の立場になった時にきちんとしたヘルプをしてもらえるようになります。(ヘルプがきちんとできるキャストを付けてもらえる)
- 指名キャストがあなたならしっかりヘルプしてくれるからと、他のキャストさんにヘルプを任せるなら、あなたに場内指名を入れて任せたい!となる場合があります。(結構あります。)
- ヘルプをしたお客さんが枝(お連れ様)を連れて来た時に指名をもらえる可能性があります。
- ヘルプをきちんとやっていると、辞めるキャストさんが辞める前にお客さんを紹介してくれたり、紹介がなかったとしてもフラッと来店してあなたを指名することもあります。
ヘルプ時の会話について
基本的には普通の接客同様なのですが、指名キャストのプライベートや成績、お店の事情などは絶対に話してはいけません。沈黙も最悪です。
では、ヘルプの時にはどんな会話をするのがベストなのかというと、
- まずは指名キャストをホメる、「〇〇さんきれいですよね~」「○○さんスタイルいいですよね~」など、自分の指名している子をホメられて嫌な気がするお客さんはいません。
- 他には、お客さんのおすすめ情報を聞きだす。たとえば、、・「おすすめの美味しいお店ありますか?」・「観た方がいいおすすめ映画ありますか?」・「おすすめの旅行先」など、広がりそうな質問を準備してくことです。
- お客さんに悩みがあるか聞いてみる。もしくは自分の悩みを聞いてもらう。自分の悩みは必ず軽い悩みにすること!重い悩みは厳禁!場が暗くなります。
- 自分がお店でどんな人なのかそれとなく紹介する。例えばお店に入ったばかりであるならば、「いついつ入りました。これからよろしくお願いします!」など。指名キャストがいるとはいえ、ヘルプについたあなたの事を気にならないお客様はいません。
最後に
ヘルプでのルールやマナー違反は指名キャストだけでなくお店に対しても迷惑をかけることになります。
迷惑をかけないためにもルールをきちんと守れば絶対に大丈夫です。しっかりと覚えておきましょう。
そして、初めてのヘルプはとても緊張します。ヘルプにつく前に深呼吸をして、落ち着くことを忘れずに!あなたなら大丈夫です。自分を信じましょう。