キャバクラの料金システム
キャバクラの料金は以下の3点が基本となります。
- セット料金
- 指名料金
- 税金・サービス料
1.セット料金
キャバクラは時間制で60分〇〇円という料金体系です。
この60分〇〇円をセット料金と言います。
セット料金には、1時間のお席代・ハウスボトル飲み放題が含まれています。
2.指名料金
指名料金には主に2つの種類があります。
- 本指名(指名)
- 場内指名
①本指名
本指名(指名)とは、お客さんが入店時にお目当てのキャバ嬢を指名することを言います。
この指名料金はセット料金にプラスされます。
(例)セット料金8,000円+指名料金2,000円=10,000円
◆指名の確認
指名の確認はボーイさんが行います。
お店に来られたお客さんに対し、
ボーイさん「いらっしゃいませ。ご指名はございますか?」
お客さん「〇〇ちゃんで!」
という流れで指名のあり・なしが決まります。これが本指名です。仮にお客さんが「指名なし」と言った場合はフリーとなります。
②場内指名
場内指名とは、フリーで来店したお客さんが、お気に入りのキャバ嬢が見つかった場合にする指名のことです。
ここでしか知ることができない「場内指名をもらう方法」徹底解説
3.税金・サービス料
キャバクラの料金には税金サービス料が加算されます。お店によってまちまちではありますが、10%~30%に設定されています。
◆お会計金額の計算法
(例)税金サービス料10%の場合の計算法
セット料金=8,000円
指名料金=2,000円
だとすると、
8,000円+2,000円=10,000円
この合計金額10,000円に10%の税金サービス料をかけます。
10,000円×1.1=11,000円
となります。この11,000円がお客さんのお支払い金額となります。
20%の場合は×1.2
30%の場合は×1.3
となります。
また、カード払いの場合は合計金額に10%~20%が加算されるキャバクラがほとんどとなっています。お店によって違いがあるので確認しておきましょう。
その他の料金
延長
キャバクラでは60分の時間が経過する5分前~10分前に延長するかチェック(お会計)するかをボーイさんがお客さんの席に伺います。これを延長交渉と言います。
ここで延長となった場合、延長料金が発生します。30分単位、60分単位が基本です。
お店によって料金設定は様々ですが
30分延長=4,000円
60分延長=8,000円
などとなっており、最初の60分の料金に加算されます。※カラオケボックスと同じだと思ってください。
ドリンク
キャバクラではキャストさんの飲み物をドリンクと言います。
基本的にキャバクラでのキャストさんのドリンク代は別料金となっています。
キャバクラでのドリンクは、1杯あたり500円~2,000円の設定となっており、お客さんの了承を得てから注文をします。勝手に注文をしてはいけません。
ドリンクを1杯いただくと、ドリンクバックが発生します。ドリンク料金の数%がお給料に加算されます。
ドリンク料金が1,000円で50%バックの場合、500円がお給料に加算されます。
ドリンクメニューはお店によって様々ですが、生ビールからカクテル、ソフトドリンク、ノンアルコールカクテル、スペシャルドリンクなど豊富な種類が揃います。あらかじめ、どんなドリンクメニューがあるのかを確認しておくと、悩むことなくスマートに注文ができます。
お客さんにドリンクを進められたら、好きなドリンクをオーダーし、いただきますの乾杯をします。その際、必ずお客さんのグラスより下で乾杯をしてください。一気飲みは禁物です。
ボトル
キャバクラには、飲み放題のボトル(ハウスボトル)と有料のボトルがあります。
有料のボトルは安いもので3,000円~となっています。特殊なシャンパンやワインなどは数十万円を超えるものまであります。
指名の席でボトルが入るとボトルバックが発生し、ボトル料金の〇%がお給料に加算されます。
(例)ドンペリロゼ(通称ピンドン)が10万円だとして、ボトルバックが20%の場合、2万円がお給料に加算されます。
同伴
同伴とは、出勤前にお客さんと一緒に食事をしてからお店に連れて行くことです。
この同伴にもバックが発生しお給料に加算されます。
たとえば、同伴料金が3,000円の場合、全額の3,000円がお給料に加算されます。(お店によって異なりますが、全額バックが基本)
さらに、指名料金のバックも発生します。
指名料金が2,000円のバックだとすると、
同伴出勤しただけで、
同伴バック+指名バック=5,000円のお金がお給料に加算されます。
同伴の時間は2時間前後が目安で、お客さんによって様々ですが、レストランや料亭、居酒屋、ダイニングなどで食事をします。